側面打法はサイドアクシスで打つ!
打法は2つ
アープ理論では、卓球の打法を「前面打法」と「側面打法」の2つに整理します。
参考記事:「アクシス 打法は2つ」
ここでは、「側面打法」について解説します。
「側面打法」には、「バックハンドショート」以外のすべての打ち方が含まれます。
フォアハンドのドライブやスマッシュ、バックハンドのドライブやショートカット(※)はもちろん、カットなども、すべて「側面打法」です。
※ショートカットは「つっつき」と呼ばれることもありますが、アープ理論では「つっつき」という言葉のイメージが全身運動につながりにくいため、「ショートカット」と呼んでいます。
「フォアハンドとバックハンドではフォームが違うでしょう?」
「ドライブとカットは、違う技術じゃないの?」
という疑問を覚える方もおられるかもしれませんが、アープ理論では、そうした表面的な技術以前の「身体の使い方」から打法を捉え直すことによって、卓球をよりシンプルに整理するのです。
運動は「サイドアクシスに乗る」「六関節をゆるめて地面反力で運動する」の2step
側面打法の運動は、
1.サイドアクシスに乗る
2.六関節をゆるめて地面反力で運動する
の2ステップです。
サイドアクシスというのは、両肩、股関節、足裏を通る軸のことです。
ボールが飛んできたら、どちらかのサイドアクシスに乗ります。フォアハンドで打つ場合にはフォア側(右利きなら右側)、バックハンドで打つ場合であれば、バック側(右利きなら左側)のサイドアクシスに乗ります。
このとき、股関節から足裏に伸びるサイドアクシスと、股関節から肩を通って天に向かって伸びるサイドアクシスが、まっすぐに一致することを意識してください。
サイドアクシスにまっすぐ乗ることができたら、バウンドに合わせて六関節をゆるめて地面反力をもらい、スイングします。
側面打法で大切なことは、
・サイドアクシスをまっすぐに立てること
・ボールに合わせて六関節をゆるめること
の2点です。
この2つのポイントが守られていれば、よい打点でボールを捉え、力強くスイングすることができるでしょう。また、アクシスを真っすぐ立てて運動することができれば、スイングの後もバランスが崩れませんので、連続して打球することができるのです。
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